
トヨタ自動車向けの部品を主に手掛ける三五(愛知県みよし市)は8日、2台分の荷物を運ぶ「ダブル連結トラック」の運行出発式を開いた。とよはし工場(愛知県豊橋市)から東京都羽村市に輸送する排気系部品を運ぶのに活用する。運転手不足などに伴う物流費用増に対応するほか、二酸化炭素(CO2)削減にも貢献する。
物流を手掛けるユーネットランス(愛知県豊田市)と協業し、15日から荷物の輸送で運用する。ダブル連結トラックは2つのコンテナを連結させて1人の運転手で荷物を運べる。導入で輸送費用は約9%、CO2排出量は10%削減できるという。
三五の水野昭智社長は「環境規制の強化に伴いCO2排出量削減が喫緊の課題であり、物流コストの増加に伴う輸送費アップも企業の課題となっている」述べた。まずは1台から運行を始め、2027年3月期までに既存車両からの切り替えで3台のダブル連結トラック導入を目指す。
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