
佐川急便を傘下に持つSGホールディングスは8日、福岡県篠栗町に新たな物流拠点を設けると発表した。佐川急便が2028年6月から使用予定で、同社では九州最大級の規模となる。九州の拠点を集約して物流網を効率化し、トラックの待機や荷物の積み下ろし時間を減らす。
新拠点「佐川急便九州中継センター(仮称)」は11月に建設を開始した。27年5月の完成予定で、28年6月から稼働させる。投資額は公表していない。延べ床面積は約3万4000平方メートルで、九州自動車道の福岡インターチェンジ(IC)から2.6キロほどの距離に立地する。
九州にある既存の6拠点の機能を集約する。1度に積み下ろし作業が可能なトラックの台数は117台で、同社の九州の拠点では最大級となる。荷物の増加に対応し、トラックの待機時間や積み下ろし時間の短縮につなげる。積載効率の改善やトラック台数の適正化も実現する。
施設の屋根には太陽光発電のパネルを設置。72時間稼働できる非常用発電設備も設けて、災害にも備える。
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