
高松市の牟礼漁業協同組合と屋島漁業協同組合は8日、養殖カキの大量死を受け、大西秀人市長に要望書を提出した。水揚げ量が例年の1割程度に落ち込んでいるとし、市からの補助金支援や原因究明のための海洋調査を求めた。国に支援を求める意見書の提出も要求した。
カキ養殖事業者計14者の連名とした。2漁協によれば、秋以降の水揚げ量の少なさは「過去に例をみない状況」だという。海水温や塩分濃度の変化が影響したとみられるが、原因究明には至っていない。
牟礼漁協の平田孝代表理事組合長は「(カキ養殖事業者は)経営ができないような、非常に厳しい状況だ」と話した。
大西市長は「カキは消費の面でも高松市の特産品だ」とした。「国の動向も見ながら、県や他の市町とも連携し、原因究明などにおいて何を支援できるか相談していきたい」と話した。
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