
日本酒メーカーの桜正宗(神戸市)は醸造開始400年を記念した酒「秘醸(ひじょう)」を400本の数量限定で発売した。蒸留した日本酒をもろみに混ぜて搾り、オーク材のたるなどで計19年間熟成させた。蒸留酒の香りと醸造酒のうまみを楽しめるという。
アルコール度数28%、700ミリリットル瓶で価格は4万4000円。同社近くの桜正宗記念館(同)や公式オンラインショップで販売する。売り上げの一部は交通遺児育英会(東京・千代田)などに寄付する。
桜正宗は1625年、現在の兵庫県伊丹市で農業の傍ら日本酒の醸造を始め、1717年に酒造業として創業した。明治期には官立の醸造試験所によって同社の酵母が優れていると認められ「協会1号酵母」として全国に広まった。
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