サトウ食品が10日発表した2025年5〜10月期の連結決算は、純利益が前年同期比2.6倍の19億円だった。商品価格の改定も実施したが、主力のパックご飯「サトウのごはん」などの販売が堅調に推移した。政策的に保有していた三菱食品株の売却に伴い特別利益が発生したことも利益を押し上げた。

売上高は10%増の204億円だった。製品分類別にみるとパックご飯の売上高は12%増の156億円、包装餅は3%増の48億円だった。包装餅に関してはコメ価格高騰の代替品としての需要が伸び、販売が堅調だった。

未定としていた26年4月期の業績予想は、純利益が前期比18%増の23億円、営業利益が微増の27億円、売上高が8%増の500億円とした。

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