
埼玉県春日部市は、同市を舞台とした漫画・アニメ作品「クレヨンしんちゃん」のモニュメントを、新たに市内の3つの公共施設に設置したと発表した。春日部市には作品のファンが国内外から観光に訪れており、市は作品を生かした周遊促進策などに力を入れている。来訪者を増やすと共に、市の文化や歴史への理解を深めてもらうきっかけとする。
モニュメントはいずれも、施設にちなんだデザインにこだわる。江戸時代に始まったとされる「春日部大凧(だこ)あげ祭り」などの発信・継承を担う大凧文化交流センターでは、主人公の野原しんのすけがたこを手に持ったモニュメントが来場者を出迎える。
地域の歴史や文化を紹介する郷土資料館、毎年多くのツバメが巣作りをすることで有名な道の駅「庄和」にも設置した。これらのスポットは、いずれも春日部市観光協会が実施している「クレヨンしんちゃん春日部スタンプ巡り」のコースに選ばれている。
市はこれまでも市役所などにクレヨンしんちゃんのモニュメントを設置済み。市内の計7つの公共施設で見学できるようになった。
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