業務提携の締結式に臨んだ静銀経営コンサルの鈴木社長㊨とドルビックスの菅隆之社長兼最高経営責任者(12日、静岡市)

しずおかフィナンシャルグループ(FG)傘下の静銀経営コンサルティングは12日、丸紅傘下のドルビックスコンサルティング(東京・中央)との業務提携締結式を開いた。デジタルトランスフォーメーション(DX)支援を得意とし、県内の中小製造業を後押しする。人手不足や事業承継などの課題が多いなか、財務と現場の両面から提案できる強みを生かす。

ドルビックスは2020年12月設立。丸紅グループのほか、製造業などを顧客に持つ。25年から金融機関との連携を模索しており、今回が業務提携第1弾になった。M&A(合併・買収)や事業承継に伴うシステムの一新や、人手不足を補うための自動化などで製造業の需要があるとみる。

静銀経営コンサルによると同社への相談は年250件ほどで、コンサルとして成約するのは150件ほどになる。鈴木淳史社長は「非常に少ないと思う。相談できていないケースもある」と話す。ドルビックスとの共同提案で成約率を上げるほか、しずおかFGの営業網を生かしてDXニーズをさらに深掘りする。

【関連記事】

  • ・しずおかFG系、日本M&Aセンターから初表彰 大型案件成立を評価
  • ・しずおかFG系、静岡市の森林クレジット創出を支援
地域ニュース

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。