しなの鉄道(長野県上田市)が25日発表した2025年4〜6月期の単独決算は、経常損益が1億517万円の赤字(前年同期は3544万円の赤字)だった。25年度は23年の脱線事故をうけた線路修繕などの設備投資を増やしたことで、赤字幅が拡大した。営業収益は微増の10億1708万円だった。

土屋智則社長は同日の決算記者会見で「足元の業績は堅調に推移している」とコメントした。しなの鉄道線と北しなの線を合わせた4〜6月の輸送人員は定期外が前年同期比2.7%増だったが、通学定期が前年を割り込み、全体の輸送人員は前年同期から横ばいの328万人となった。旅客収入は1%増の6億8605万円だった。

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