東海理化は様々な感触を疑似的に再現する技術を幼児向けの知育サービスで使うペンに応用した

トヨタ自動車系でスイッチ類を手がける東海理化は25日、乳幼児向け玩具を手掛けるピープルと日常の様々な感触を再現して体験できるペンを開発したと発表した。ピープルが10月に発売する知育サービスで採用する。車向け部品で培った技術を他分野にも応用し、新規事業の育成を探る。

タブレット端末「iPad」上に表示されたイラストなどをペンで触れたりして使う。野菜を切る感触や、木をのこぎりで切る感触など200種類以上の感触を疑似的に体験できるという。

1歳半からの幼児向けで、目や耳だけでなく感触があることで集中力が高まり、記憶への定着を促すという。日常生活では子どもが興味を示しても、危険性や時間的制約から思うような体験ができないことがある。

東海理化は車部品で培った技術を様々な分野へ応用している。ゲーム対戦競技「eスポーツ」向けのキーボードや、シートベルトの端材を使用した製品などの開発に取り組んでいる。

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