
名古屋大学とブラザー工業は15日、産学協同研究部門となる「ブラザー工業共創開発研究部門」を名古屋大学の東山キャンパス内に開設したと発表した。共同で課題を解決する新規事業の創出を狙うほか、既存事業でも技術的な課題の解決を目指す。
ブラザー工業は2025年度から27年度までの中期戦略で、二酸化炭素(CO2)の排出削減や多様な人々の活躍といった重要課題の解決につながる新規事業の育成を目標としている。研究部門の開設を契機に、大学と企業の強みを持ち寄って新たな独自技術や価値を創出する。
スポットクーラーや電池燃料などの新規事業での新技術や、新たな事業のテーマの創出に取り組む。主力事業であるプリンター事業などでの技術的な課題も解決することで、既存事業のさらなる発展にも生かしていきたい考えだ。
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