ソニーグループ傘下のソニーネットワークコミュニケーションズは15日、SNSなどの書き込み内容からアニメやスポーツに対するファンの感情を人工知能(AI)で分析し、マーケティングを支援するサービスを始めたと発表した。ファンの感情の変化に対する解像度を高め、より効率の良い情報発信につなげる。

SNS分析の米メルトウォーターの日本法人と協力する。同社は30以上のSNSと1億5000万以上のウェブサイトから、特定のアニメやスポーツ、音楽などに関する書き込みのデータをリアルタイムで抽出できる。このデータをソニーGのAIで分析することで感情を可視化する。

同じプラスの感情でも「喜び」か「感動」かを見極めて、より効果のあるマーケティング手法を選べる。また、予想外に「怒り」の感情が高まっているなど、炎上の予兆を早期に検知して対策を取ることもできる。

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BUSINESS DAILY by NIKKEI

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