武蔵野銀行は13日、女子バレーボールチームの「埼玉上尾メディックス」と共同で、埼玉県上尾市内の中学生を対象に、金融経済教室を開催した。お金の基礎知識を学ぶ講座とともに、競技の第一線で活躍した同チームのOGからお金にまつわる体験などを聞く時間も設けた。お金の知識が自己実現のために必要であることを伝え、学習のモチベーションを高めることを目指した。
この日の講座は2部構成で実施。前半は金融経済教育推進機構（J-FLEC）の認定アドバイザーを招き「大人になる前に知っておきたい『お金』の話」と題して、家計管理や資産形成の基礎知識、保険の仕組みなどを解説した。人生に役立つおカネの知識と共に、金融犯罪のリスクも伝えた。詐欺の被害にあったり、闇バイトに加担したりすることを防ぐための相談先も紹介した。
後半は同チームのOGで、日本代表でも活躍した山岸あかねさん、佐藤優花さんが登壇した。「プロ選手を志したのはいつか」「選手になるまでにお金のかかったことは」などの題で、2人が自身の体験を語った。参加した学生らには、将来の夢を実現するために達成すべき項目などを「ライフプランイメージシート」に書き出してもらった。
佐藤さんは「自分自身も大人になってお金について考えることが多くなった。体験を語ることで、学生も身近に感じられたのではないか」と話した。同行は2024年からスポンサーとして、チームの地域振興活動をサポートしている。28日には同行のプレゼンツマッチを開催する。
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