アオイ電子の本社(高松市)

アオイ電子は16日、インドで半導体後工程事業の立ち上げを進めるケインズセミコン、三井物産の3社で業務提携契約を結んだと発表した。2027年前半の事業開始に向けて工場などを整備するケインズを三井物産とともに伴走支援する。

ケインズセミコンはインドで電子機器受託製造サービス(EMS)事業を手がけるケインズテクノロジーの完全子会社。半導体生産の国産化を進めるインド政府からの承認を受け、後工程事業の立ち上げ準備を進めている。

後工程事業で国内大手のアオイ電子は生産ラインの構築や人材育成に関するノウハウや経験を生かしてケインズの事業展開を支援する。ケインズと日本の半導体関連企業の橋渡しも担う。三井物産は材料の調達などで協力する。

アオイ電子が後工程事業を立ち上げる海外企業と業務提携するのは初めて。三井物産と連携してインドの半導体産業の成長を促す。

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