住友電気工業は16日、自動車用の防振ゴムやホースを手掛ける住友理工に対するTOB(株式公開買い付け)が成立したと発表した。買い付け予定数の下限(約1668万株)を上回る約4331万株を取得する。今後、スクイーズアウト(強制買い取り)の手続きを経て、完全子会社化する。住友理工は上場廃止になる見通しだ。

TOB価格は1株あたり2600円で、10月31日〜12月15日に実施した。買収総額は約1334億円となる。住友電工はTOB開始前に住友理工の株式を間接も含めて50.81%保有していた。両社は自動車事業で製品開発などの協業を加速させる。

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