樹脂化フタ材を活用したPTP包装のイメージ

旭化成は、医薬品向け包装材であるPTP(Press Through Package)フタ材に関する特許技術を11月28日にTOPPANホールディングス(HD)に譲渡したと発表した。従来は複数の素材で構成していた包装を単一素材にする「モノマテリアル化」の技術を譲渡し、同社に活用してもらう。

錠剤やカプセルの包装として普及しているPTP包装は、樹脂(底材)とアルミ箔(フタ材)で作られているものが主流で、複数の素材で構成されているためリサイクルが難しかった。

旭化成は樹脂加工技術を基盤に、フィルム設計や成膜技術を応用することで、破れにくく薬剤を押し出しやすい適切な強度(プッシュスルー性)を維持しつつ、同素材の底材と組み合わせてモノマテリアル化するPTPフタ材技術を開発した。

この特許技術をTOPPANHDに譲渡し、同社の技術やノウハウと組み合わせて活用してもらうことで、医薬品包材の持続可能性向上につなげる。

旭化成は、同社の無形資産活用プロジェクト「TBC(Technology-value Business Creation)」の一環として実施した。自社保有の特許やノウハウ、データ、アルゴリズムなどの無形資産を多様な形態で提供・活用して収益化を図る取り組みだ。無形資産活用によるビジネスを2025〜27年度で10件以上創出し、30年ごろまでに累積100億円以上の利益貢献を目指す。

本記事は編集プロセスの一部で生成AIの技術を活用しています。生成結果はそのまま利用せず、編集者・記者が確認・加筆・修正したうえで掲載しています。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。