アトレが台湾に出店する店舗のイメージ

JR東日本の子会社アトレ(東京・渋谷)は17日、台湾に再進出すると発表した。このほど台湾の現地法人が台北市にある地下鉄駅構内の商業施設の運営事業者に選ばれた。2026年から飲食店など15店を集めた商業施設を運営する予定。アトレは23年に台湾から撤退していた。国内の商業施設の運営ノウハウを生かし海外に再挑戦する。

台北大衆捷運(台北メトロ)が実施した公募入札でアトレが運営事業者に選ばれた。台北駅地下にある商業施設の一部を運営する。契約面積は約543平方メートルで、日常使いをテーマにした飲食店や生活雑貨などが入る予定だ。

4月にJR東日本グループが設立した現地法人「JR東日本台湾商業開発」(台北市)が運営を担う。アトレは11月にJR東日本台湾商業開発に資本参加していた。

23年に撤退したアトレ海外1号店「Breeze南山アトレ」

アトレは19年に海外1号店として台北駅近くの商業施設内に「Breeze南山アトレ」を開業した。日本発のファッション系ブランドなどをそろえて人気を集めた。契約期間満了により23年に撤退した。

BUSINESS DAILY by NIKKEI

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