
ヤマハ発動機の設楽元文社長は17日、2026年3月に新たな原付き1種を発売すると明らかにした。25年11月に強化された排ガス規制に対応し、原付き2種「JOG125」の出力に制限をかけて新基準原付きとして販売する。新排ガス規制への対応はホンダに続く2社目で、新たな通勤・通学の足として販売に力を入れる。
設楽社長は価格や販売計画台数などの詳細は明らかにしなかった。ベース車両のJOG125は26万7300円で、新発売する原付き1種は近い価格になるとみられる。原付き2種「JOG125」は台湾で生産しており、ヤマハ発は原付き1種の生産を自社生産に戻す。50cc原付きについて18年3月からホンダに生産を委託していた。

警察庁は排ガス規制の強化を前に、25年4月に50cc以下に限っていた原付きの免許区分を見直した。エンジンの最高出力を4キロワット以下に抑えた125cc以下の二輪車は原付き1種に分類され、原付き免許でも運転できるようになった。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。