グリコ純利益25億円下振れ　25年12月期、ポッキー回収で特損計上

江崎グリコは17日、2025年12月期の連結純利益が前期比32%減の55億円になりそうだと発表した。1%減の80億円としていた従来予想から25億円下振れする。本来の風味と異なった製品を出荷したとして「ポッキー」などチョコレート菓子約600万個の自主回収に伴う特別損失を約20億円計上することが響く。

売上高は9%増の3620億円、営業利益は10%減の100億円と、それぞれ従来予想から20億円、10億円下方修正した。

国内で冷蔵品やアイスクリームの販売が振るわない。冷蔵品は24年春に発生した基幹システム障害で出荷を一時停止し、小売店で一部商品の販売スペースを競合に奪われた。アイスクリームは5月ごろまでの気温の低さや値上げによる消費者離れが影響する。

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