カナデビアが建設する製造棟のイメージ

カナデビアは18日、京都府舞鶴市の自社工場に、半導体製造装置などに使う電子基板を生産する新棟を建設すると発表した。2026年9月に稼働する予定で、年産能力を現在の2万9000枚から4万9000枚へと7割引き上げる。生成AI(人工知能)の普及で半導体の需要が高まるなか、主に国内の製造装置メーカー向けに供給する。

新棟建設のほか、工場内に分散していた電子機器の組み立て設備を集約する。鉄道車両向けの監視カメラや、車両の台車部分に雪が残るのを防ぐヒーターなどを手掛ける。一連の設備投資に8億5000万円を投じる。半導体関連などの電子制御事業の売上高を現状の70億円から100億円に引き上げる方針だ。

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