三菱自動車が大幅改良したミニバン「デリカD:5」と説明会に登壇した加藤隆雄社長

三菱自動車は18日、大幅に改良したミニバン「デリカD:5」を2026年1月9日に発売すると発表した。メーカー希望小売価格は451万円から。取材会に出席した加藤隆雄社長は「デリカD:5は(三菱自の車の)キャプテン。三菱らしさを今後も具現化してアピールしていく」と話した。

予約受注を始めてから1カ月半で約5000台を受注した。19年の改良以来、約7年ぶりに大幅改良し、オフロード感を高めたデザインに変更した。独自の四輪制御技術を搭載して走行性能を高め、視認性の高い液晶ディスプレーも採用した。

デリカD:5は、07年から販売する三菱自の主力車種。累計販売台数は30万台を超えた。加藤社長は「会社の調子が悪い時でも、デリカだけは売れ続ける」と話す。オフロード性能が高いミニバン多目的スポーツ車(SUV)として独自の立ち位置を築いている。

動力源として、ディーゼルエンジンを採用している。加藤社長は、フルモデルチェンジについて具体的な言及は避けたが、「新型車を出すとすれば、プラグインハイブリッド車(PHV)を出したい」と話した。

【関連記事】

  • ・三菱自動車、とがる経営が生きる道 加藤社長「平凡な車は造らない」
  • ・車も「スペパ」競う、三菱自は車中泊対応 日産は太陽光でタイパEV
  • ・三菱自動車、PHVのコンセプト車 AIの「コ・ドライバー」が走行提案

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。