
アステラス製薬は18日、ロボットを使って細胞培養を自動化するシステムが米国食品医薬品局(FDA)による「先進製造技術(AMT)指定」を取得したと発表した。AMT指定の取得は国内企業で初。指定を受けた技術によって製造する製品は、開発から申請過程に至るまでFDAとの連携が強化され、優先的な議論や審査の迅速化などが可能になる。
安川電機子会社が開発したヒト型汎用ロボット「Maholo(まほろ)」を使った自動化技術で指定を取得した。細胞医療は生きた細胞を使う治療法で、細胞の培養には高い技術が必要になる。アステラス製薬と安川電機は共同出資会社のセラファ・バイオサイエンスを設立し、細胞医療の実用化に取り組んでいる。
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