新設するタダノユーティリティ八幡工場(長野県千曲市)

建設用クレーン大手のタダノ子会社、タダノユーティリティ(長野県千曲市)は18日、同市に工場を新設すると発表した。投資額は約35億円。2026年夏の業務開始を予定する。高所作業車の生産量を増強し、海外を中心に展開する。

新工場は鉄骨2階建てで延べ床面積は5962平方メートル。他社の工場を取得し、生産設備を入れ替えてタダノの新工場とする。工場新設により、同社の自走式高所作業車の生産量は現状から1.5倍となる年間1500台となる予定だ。

タダノは高所作業車の世界展開を進める。24年2月に自走式で国内トップシェアを誇る長野工業(長野県千曲市)を買収し、タダノユーティリティとした。自走式は海外での需要が高い。タダノ担当者は「国内外、特に海外への自走式高所作業車の販売強化において、新工場は大きな役割を果たす」と話す。

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