シャープは19日、プロジェクターやデジタルサイネージなど業務用ディスプレーの製造を手掛ける完全子会社のシャープディスプレイソリューションズ(SDS)を2026年4月1日付で吸収合併すると発表した。
SDSは現在、債務超過状態にある。シャープがSDSに対して持つ債権の一部を放棄し、債務超過を解消したうえで合併するという。合併で意思決定などを迅速にし、事業を立て直す。
SDSの母体はNEC子会社のNECディスプレイソリューションズ(当時)だ。20年にシャープがNECから66%の株式を取得して子会社化し、「シャープNECディスプレイソリューションズ」に社名を変更。25年11月に残りの株式も取得して完全子会社化していた。
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