三菱食品の新社長に就任する伊藤取締役

食品卸大手の三菱食品は19日、2026年4月1日付で伊藤和男取締役(57)が社長に就任する人事を発表した。社長交代は5年ぶり。京谷裕社長(63)は相談役に就く。

伊藤氏は三菱商事で食品事業に長く携わった。英国やシンガポールに赴任するなど海外経験も豊富で、24年に三菱食品の取締役に就任した。国内外の食品事業を川上から川下まで携わってきた経験をもとに、三菱食品が策定した30年度を最終年度とする経営計画の達成や企業価値の向上をめざす。

京谷社長は21年に就任。従来の食品卸事業だけでなく、デジタルや海外などにも事業領域を拡大した。人手不足が深刻な物流において日用品卸大手のPALTAC(パルタック)と連携し食品以外の物流の開拓に乗り出した。

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