大韓航空系のKAASによる羽田空港での航空機誘導

航空機の離着陸を支援する地上業務「グランドハンドリング(グラハン)」を手掛ける大韓航空系のコリアンエアーエアポートサービス(KAAS、東京・港)は26日、羽田空港でも業務を25日から始めたと発表した。同社による日本での業務は新千歳空港に続き2カ所目。羽田では大韓航空便にまず1日1便のグラハン業務を提供する。

新型コロナウイルス禍後に日本でグラハン人材が不足した。これを受け、大韓航空は自前のグラハン体制をつくる目的でKAASを2024年10月に設立。3月からは新千歳空港で航空機の誘導や搭乗手荷物の搭載、航空機の清掃や給水などを担っている。羽田でも今後、順次業務の内容を拡大していく。

KAASには大韓航空が40%、大韓航空も属する韓進グループ傘下でグラハン事業を韓国で展開する韓国空港が25%、日本でバス事業などを手掛ける国際興業(東京・中央)が35%をそれぞれ出資している。

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BUSINESS DAILY by NIKKEI

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