停電後、停止したウェイモの無人タクシー(米サンフランシスコ)=SNS上の動画から・ロイター

【フェニックス=共同】米西部サンフランシスコで20日に大規模停電が発生し、一部交差点で自動運転の無人タクシーが止まって渋滞した。信号の停止が影響したとみられ、運行会社は「状況確認のため、通常よりも長く止まった事例があった」と説明した。事故は起きていない。米メディアが21日に報じた。

止まったのはIT大手アルファベット傘下のウェイモの無人タクシー。ウェイモは、信号が止まっても走れる設計だとした上で、改善に努めると表明した。

停止した車両を目撃した男性は、地震などの災害発生時の運行に「不安を感じた」と語った。

ウェイモは4月、東京都で車両を公開し、日本での導入に向けて運転手を乗せた実証走行を始めている。

停電は一時、約13万戸の住宅や事業所で発生。21日に大半が復旧した。変電所の火災が原因だった可能性がある。

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