
鈴与など清水港(静岡市)に拠点を置く物流・倉庫業8社が水素で走る燃料電池車(FCV)の社用車を導入した。清水港は官民連携で港湾の脱炭素を進めており、5月にはENEOSグループが港内で水素ステーションも開いた。導入車両の拡大も視野に入れ、水素や太陽光を軸にした再生可能エネルギーの循環を目指す。
11月下旬に導入した。鈴与グループの3社や海運業者も含まれ、8社がそれぞれ1台持つ。車両はトヨタ自動車の「クラウンZ」6台と「MIRAI」2台。ENEOSの水素ステーションで圧縮水素燃料を充塡して走る。
清水港では太陽光発電や、化石燃料由来の電力ではないことを示す「非化石証書」を使った融通などで脱炭素の取り組みが進んでいる。水素ステーションは静岡鉄道グループの水素バスの供給拠点としてすでに使われており、今後地域の水素車が増えれば運営の安定にも寄与する。
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