
ダイハツ工業は23日、京都府大山崎町の子育て世帯に車を無償貸与する制度を始めると発表した。2026年4月以降、子どもを3人以上持つ家庭を対象に小型車「トール」を3年間貸与する。完成車工場を持つ大山崎町での子育て支援を後押しする。
同日、大山崎町と契約の調印式を開いた。メンテナンスなどは販売会社の京都ダイハツ販売(京都市)が担う。ダイハツが同様の子育て支援を実施するのは大阪府池田市、滋賀県竜王町に次いで3例目で、今回でダイハツ九州を除く全ての完成車工場がある自治体が対象となった。
ダイハツの井上雅宏社長は「トールは大山崎で生産している。車高が高くて室内空間が広く、家族に優しい工夫が満載されている」と述べた。大山崎町の前川光町長は「この制度は子育て施策の中でも大きな目玉となる。より多くの人を呼び込み、地域が活性化してさらなる人口増となる好循環を生み出したい」と期待を寄せた。
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