熊本市内を走る熊本市電

熊本市は5日、熊本市電を同市東区の健軍町電停から東側の益城町まで5キロ程度延伸する計画を示した。実現の時期は明示していない。台湾積体電路製造(TSMC)熊本第1工場で量産が始まり半導体産業が集積し、周辺の渋滞は一段と悪化している。市電の利便性を高めマイカー通勤から公共交通へのシフトを目指す。

市は2015年度ごろから市中心部を走る市電の延伸を計画してきた。市の東隣に位置する菊陽町へTSMCが進出し、市東部の渋滞対策は喫緊の課題になっている。益城町には熊本空港もある。

市は同日、運行トラブルが相次ぐ市電の再生に向けた改革の方向性も示した。市電は市民の移動を支える重要な交通機関であり、人と街をつなぎ交流を促す市のシンボルの一つと位置付けた。そのうえで正職員化による人員確保や組織風土の改善など、6つの方向性をまとめた。

これを基に専門家会議を1月と3月に開き、対策をとりまとめる方針だ。熊本市電を巡っては近年、路面電車同士の追突事故や脱線、信号無視など運行トラブルが相次ぎ、再生に向けた議論が進められてきた。

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