丹羽宇一郎さん=神奈川県大和市で2020年1月17日、宮間俊樹撮影
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 伊藤忠商事の社長や会長を務め、旧民主党政権で駐中国大使に就いた丹羽宇一郎(にわ・ういちろう)さんが2025年12月24日、老衰のため亡くなった。86歳。1月5日に家族葬を営んだ。

 名古屋市出身。1962年に名古屋大法学部を卒業し、伊藤忠商事に入社。主に食料部門を歩み、98年に社長就任。不動産投資などで膨らんだ不良資産の損失を2000年3月期決算で一括処理。翌01年3月期には一転して最高益を出し、業績をV字回復させた。04年から10年まで会長を務め、経済財政諮問会議の民間メンバーや地方分権改革推進委員会の委員長など政府の役職も歴任した。

 「脱官僚」を旗印にした旧民主党政権だった10年には、民間出身者としては戦後初の駐中国大使に登用された。12年までの在任中、日本政府による沖縄県・尖閣諸島の国有化などで悪化した日中関係の修復に取り組んだ。

 15年には日中友好協会会長に就任(24年に退任)。それまでに培った人脈を生かし、中国人留学生への奨学金支給などを通じて日中関係の発展に尽力した。

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