開業式典に参加したJR東海の丹羽社長(左から2人目)ら(27日、京都市)

JR東海は27日、京都市中心部に中価格帯ホテル「コートヤード・バイ・マリオット京都四条烏丸」を開業した。同社が関西エリアにホテルを開くのは初めて。2026年度中には京都駅周辺にも2軒目のホテルを出店する。丹羽俊介社長は式典で「今回のホテル開業は新たなチャレンジの第1弾だ。ポテンシャルの高い関西で事業機会を貪欲に探っていきたい」と語った。

コートヤード・バイ・マリオット京都四条烏丸のゲストルームキング(27日、京都市下京区)

9階建てで客室数は125室。地下鉄烏丸線の四条駅から徒歩1分で主要観光地にアクセスしやすい。JR東海不動産(東京・港)が三菱地所から既存ホテルを取得して改装した。米大手ホテルチェーンのマリオット・インターナショナルのブランドで、ジェイアール東海ホテルズ(名古屋市)が運営する。8〜9月平日の宿泊料金(朝食なし)は1泊2万円から。

JR東海は関西エリアでの不動産開発に注力する。28年には京都駅東側にオフィスや商業施設が入居する複合施設を開業するほか、30年度中に奈良市内で高級ホテル「ホテル 寧 奈良」を開く計画だ。

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