東武鉄道グループが運営する日光金谷ホテル

東武鉄道は27日、パンなどの製造販売を手掛ける金谷ホテルベーカリー(栃木県日光市)の株式を100%取得し完全子会社化すると発表した。グループに取り込み、運営する日光金谷ホテル(同)のブランドの価値を高める。取得金額は非公表。代表者から9月末に株式譲渡を受ける予定。2026年3月期通期の連結業績への影響は軽微だという。

金谷ホテルベーカリーはパンやクッキー、洋菓子などを日光金谷ホテルに卸しているほか、北関東を中心に複数の直営店を持つ。原材料高などで経営が苦しくなっており、東武鉄道傘下に入ることで立て直しを進める。

東武鉄道は旺盛なインバウンド(訪日外国人)需要を取り込もうと長期経営ビジョンで日光金谷ホテルのリニューアルを計画する。全面改装したのち29年度に開業する予定。

BUSINESS DAILY by NIKKEI

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