
総合物流の高末(名古屋市)は27日、愛知県春日井市で物流センターの新設工事を着工したと発表した。同社は荷主から預かった荷物を、注文に応じて納品先に届けるサービスを提供している。拠点を増やし倉庫機能を拡充する。2026年12月に竣工する予定だ。
新施設は2階建てで延べ床面積が2万613平方メートル。東名高速道路の春日井インターチェンジ(IC)と小牧ICからそれぞれ5キロメートルほどの場所に立地する。東海地域だけでなく、関東や関西に向けた広域拠点として位置づける。投資額は明らかにしていない。
同社として初めて、荷物を収納したケースを自動で作業者の手元に搬送するシャトル式自動倉庫を採用する。従来は発送前のピッキングの際に、製品を保管した棚まで作業員が歩く必要があった。人手不足の深刻化を見据えて省力化設備を導入する。

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