
東京23区とその周辺を走行するタクシーの運賃が今春ごろから値上がりする。改定率は10.14%で初乗り運賃の適用距離などが短くなる。国土交通省が14日、公共料金の適正さを審議する内閣府消費者委員会で改定案を提示した。運転手の賃上げ原資に充てる。閣議などを経て適用される予定。
対象は東京23区のほか武蔵野市と三鷹市。初乗り運賃(500円)の適用が1.096キロメートルから1キロメートルになるほか、距離あたりの加算運賃(100円)は255メートルから232メートルに短縮する。時速10キロメートル以下の時間分加算(同)も1分35秒から1分25秒に短縮する。
運賃改定は2022年10月以来。新型コロナウイルス禍が明けて以降、移動需要が回復している。東京ハイヤー・タクシー協会によると運転手の平均年収は502万円で、全産業の平均年収(644万円)と比較すると賃金改善は遅れているという。運転手の賃上げのほか、燃料費の高騰による費用増に対応し、乗客の利便性を高めるため投資にも充てるという。
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