ファミリーマートの細見研介社長(右)と3月1日付で同社社長に就任する伊藤忠商事の小谷建夫執行役員=東京都港区で2026年1月16日、鴨田玲奈撮影

 ファミリーマートは16日、細見研介社長(63)が2月末で退任し、親会社の伊藤忠商事の小谷建夫執行役員(61)が社長に就任する人事を発表した。3月1日付。社長交代は5年ぶり。

 小谷氏は、1988年に伊藤忠商事へ入社。ブランドマーケティング第一部長を経て、2017年にレリアン社長、22年にエドウイン社長を歴任した。25年には伊藤忠とセブン銀行の資本提携をとりまとめた。現在は伊藤忠で小売りなどを担う第8カンパニーのプレジデントを務め、ファミマの取締役も兼任している。

 この日の記者会見で小谷氏は「食の部分でコンビニの敵はコンビニだけじゃない時代だ。地域の特性やニーズに配慮した商品開発を強化し、全国チェーンの安心感と地元商店のような親近感を持ってもらえる店を目指す」と意気込んだ。金融はコンビニの事業を補完するうえで重要だとし「現金自動受払機(ATM)の機能をさらに伸ばし、地方にも金融サービスを提供していきたい」と述べた。

 細見氏は21年3月にファミマの社長に就き、衣料品のプライベートブランドや、デジタルサイネージ(電子看板)に注力した。退任後は伊藤忠の常務執行役員に就く。【鴨田玲奈】

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