記念撮影に応じるサッポロビールの真田久仁彦取締役執行役員(左)と坂下聡一マーケティング本部長=東京都渋谷区で2026年1月16日、佐久間一輝撮影

 サッポロビールは、ビール類の酒税が統一される10月、東京・銀座に主力ビール「黒ラベル」と「ヱビス」のブランド体験ができる新たな拠点を開業すると16日発表した。

 新拠点を開くのは、同社グループのサッポロライオンが所有する「銀座ライオンビル」。1934年に完成し、1階の「ビヤホールライオン 銀座七丁目店」は現存する日本最古のビアホールとして知られている。新拠点は4階に開業予定で、顧客接点を拡大し、ビール体験を通じて新たなファンの獲得を目指す。

 サッポロの2025年のビール販売数量は前年比3%増で、そのうち「黒ラベル」「ヱビス」はともに前年超え。瓶の「サッポロラガービール」は前年比31%増と大幅に伸びた。

サッポロビールの商品=東京都渋谷区で2026年1月16日、佐久間一輝撮影

 ビール類全体の需要が減少するなか、サッポロは独自のブランドイメージ構築を強化してきた。25年の缶ビールの出荷実績の伸びは14年比1・54倍で、業界全体の推計を大きく上回る。

 10月の酒税改正でビール類の酒税が統一されるのを前に、各社とも減税となるビールに注力している。坂下聡一マーケティング本部長は「近年で最高規模の投資を行う」と述べ、「黒ラベル」と「ヱビス」に投資を集中させる考えを示した。【佐久間一輝】

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