
京都大学や日本貿易振興機構(ジェトロ)などは16日、創業から間もない大学発スタートアップなどを対象に海外への事業展開を支援するプログラムを発表した。シンガポール国立大学と連携し、同国の投資家や現地企業との交流を促す。経営者らはベンチャーキャピタル(VC)などによる面談や助言も受けられる。
プログラムの名称は「京阪神アジアアクセラレーションプログラム(GRIP JAPAN)」で、25年11月に始めた。創業前や創業から間がない大学発スタートアップが対象だ。半導体や医療など京都大が研究開発した4分野の技術のシーズ(種)を採択した。
採択されたスタートアップなどは、シンガポール国立大が用意したキャピタリストなどからオンラインで市場分析や事業課題の洗い出しに関する面談や助言を受けられる。期間は25年11月から26年3月までで、このうち約2週間はシンガポール国立大が持つスタートアップ拠点施設で現地の投資家や企業との交流イベントなどに参加する。3月に京都大で成果報告会を開く予定だ。
先端技術の事業化を目指すディープテック分野は事業化に時間がかかるほか、多額の資金を必要とする。創業初期から海外展開を見据えた事業を練ることで、国内投資家だけでなく、資金力のある海外投資家やVCからの資金調達などにつなげる狙いだ。
京都大の室田浩司副理事は「海外展開を支援する同様のプログラムを継続的に実施する予定で、(シンガポールでの)取り組みが試金石になる」と話す。
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