
東京電力ホールディングスは18日、柏崎刈羽原子力発電所(新潟県)6号機で17日に見つかった警報の不具合について、原因は制御棒の不用意な引き抜きを防ぐ機能の設定ミスであったと発表した。予定する20日の再稼働への影響については、なお「精査中」としている。
制御棒は燃料の核分裂反応を抑える装置で205本ある。17日の試験中、1本引き抜いた状態で他の制御棒を引き抜こうとすると出るはずの警報が出なかった。
制御棒をすべて元の位置に戻し、引き抜き操作ができないよう制御棒の電源を切って調査を進めていた。調査の結果、2本目の引き抜き防止機能の設定に誤りがあったことが判明した。東電は今後、全ての制御棒で正しく警報が作動するかどうか確認する。
2本以上制御棒が抜けると、核分裂反応が連続する「臨界」が予期せず始まり、原子炉温度が想定以上に上昇するリスクがあるためこうした運転をしないよう制限がかかっている。
柏崎刈羽原発は2025年12月下旬、6、7号機を再稼働することへの地元同意のプロセスが完了した。東電は25年12月24日、6号機について、原子力規制委員会へ設備の最終チェックにあたる「使用前確認」を申請。申請書の中で26年1月20日に再稼働する方針を示していた。
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