浜岡原発の基準地震動のデータ不正操作問題で鈴木康友知事(左)に謝罪する林欣吾・中部電力社長(左から2番目)ら=静岡市葵区追手町で2026年1月20日午前11時2分、太田圭介撮影

 中部電力が浜岡原発(静岡県御前崎市)の耐震設計の目安となる「基準地震動」のデータを不正に操作した問題で、同社の林欣吾社長が20日、静岡県庁で鈴木康友知事と面会した。林社長は「県民に多大な迷惑をかけて申し訳ない」と謝罪した。面会後、報道陣に自身の進退について問われた林社長は「今は事実の究明と再構築に向けた取り組みを進める」などとして早期辞任を否定した。

 林社長は面会で「企業風土を解体的に再構築し、(地元住民からの評価を)『マイナス』から『プラス』にする」と決意を述べた。これに対して鈴木知事は「(中部電のデータ不正操作問題は)原発の安全性に水を差した。今後は県や県民にしっかり報告をしてほしい」と真摯(しんし)な対応を求めた。

 御前崎市議会は中部電に、監視体制強化のため本社原子力部門の市内移転を申し入れている。鈴木知事との面会後、林社長は報道陣に「地域にも意見を聞いて決めたい」と述べた。【太田圭介】

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