
キリンホールディングス(HD)は20日、リニューアルした本社を報道陣に公開した。フロアの一部を改装し、カフェやセレクトショップを新設し、交流スペースも作った。社員の座席数を約5割増やした。新型コロナウイルス禍後の出社回帰や採用人材の多様化に応え、社員同士の交流を促す。
東京・中野にある本社オフィスで、グループ会社が使っていたエリアを改装した。新設したカフェでは、自社の飲料商品を使ったアレンジドリンクやスイーツを買える。夕方には自社のビールなどを提供する日もある。セレクトショップでは自社の健康食品に加え、2024年に買収したファンケルのサービスや商品を体験できる。
社員同士の交流を促すために、卓球やテレビゲームなどを楽しめるエリアも設けた。スペースの一角には社内で研究開発する最新技術や、キリンHDのコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)が出資するスタートアップのサービスなどを展示するエリアもある。
コロナ禍を経て出社勤務する社員が増え、今回のリニューアルで社員が仕事などで使う座席も従来の約1300席から約1900席に増やした。従来は本社在籍者数の5割をカバーしていたが、リニューアル後は約7割まで対応できるようになる。
事業の拡大に伴い、中途入社や海外人材も増えた。人財戦略部の高津太士主務は「オフィスのリニューアルで社員の前向きなマインド、やりがいを生み出し、イノベーションの創出につなげる」と期待していた。
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