香港投資ファンドのオアシス・マネジメントは21日、小林製薬が3月に開催予定の定時株主総会に向けて株主提案を提出したと発表した。オアシスが推薦する監査役の選任や、取締役会議長を社外取締役とするための定款変更などを提案した。創業家出身で元社長の小林章浩氏らの取締役再任には反対するよう呼びかけた。

小林製薬は紅麹(こうじ)原料を含むサプリメントによる健康被害問題を受け、企業統治改革を進めている。オアシスは「対応の遅れの主要因の一つであった小林家の影響から脱却できていない」と批判し、提案の目的を「創業家の影響力を低減すること」だと説明する。

オアシスは2025年12月に保有比率を13%超へ引き上げ、小林氏の持ち分を上回って筆頭株主となった。また、オアシスは問題が起きた当時の取締役7人に対し約135億円の損害賠償を求める株主代表訴訟も提起しており、大阪地裁で審理が継続している。

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