▼車載半導体 自動車には様々な役割を持つ半導体が搭載されている。走行や停止といった基本性能をつかさどるマイコンや、電力や電圧を制御するパワー半導体などが代表的だ。今後主軸となる自動運転技術を実用化するために、車内外の画像や距離を測定するセンサーが欠かせない。

車の知能化や電動化を背景に車載半導体の市場は拡大している。将来的にはソフトウエアを追加・更新できる「ソフトウエア定義車両(SDV)」の普及が見込まれ、SDV向けに需要がさらに伸びる。電子情報技術産業協会(JEITA)によると、自動車生産のうちSDVの割合は2035年に66.7%と、25年(3.1%)から大幅に増える。
自動車業界は安全性の担保などの観点から、製造年が古い半導体を使い続ける傾向にある。古い半導体は半導体メーカー側も設備投資をしづらく、供給の安定性が低い。自動車各社と半導体大手による情報共有の仕組みでは、古くて供給リスクのある半導体を把握できる機能も搭載し、新型半導体への切り替えを促していく。
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