
NTTドコモは27日、公共空間に設置されるデジタル屋外広告(DOOH)において、広告主の信頼性を確認する審査業務を効率化する技術を開発したと発表した。これまで人が行っていた審査で必要な情報の取得や複数の項目の分析を人工知能(AI)が一括で実施し、判定結果や理由を出力する。審査業務の3割以上の効率化を見込む。
大規模言語モデル(LLM)に広告主名や商材名を入力すると、AIがインターネット上の最新の情報を自動で取得する。会社概要や法令順守の状況などから掲示しても問題ないかの分析結果と判定理由を出力する。AIが最新の情報に基づいて回答を生成する技術により、LLMの弱点である情報の鮮度や正確性を補った。
広告配信の増加に伴い、審査時間や運用コストの増大が課題となっていた。従来の審査では担当者がインターネットや各種ガイドラインから情報を収集し手作業で照合する必要があった。
ドコモは今回の技術をDOOH広告を手がけるLIVE BOARD(ライブボード、東京・渋谷)に提供する。実際の審査業務で活用し、フィードバックを得ながら技術開発につなげる。今後は放送倫理や法令の観点から広告の動画素材の内容を確認する意匠審査についてもAI活用を進める。
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