
愛知県は29日、新興の感染症が発生した際に臨時の医療施設として活用できる施設を設けると発表した。藤田医科大学(愛知県豊明市)に整備し、有事には同大学の人材や知見を生かして50床の病床で感染者を受け入れる。県は基本設計や地質調査のため2026年度の当初予算案に5400万円を計上する方向だ。28年度の完成を目指す。
藤田医大の敷地内に延べ床面積約2500平方メートルの施設をつくる。整備の実施主体は同大学だが、関連費用は県が全額補助する。平時には学生の実習や会議などに使い、知事が開設を決めると専用の設備を入れ、軽症〜中等症患者や無症状の病原体保有者を受け入れる臨時施設として運用する。
藤田医科大学病院は20年、クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」での集団感染者を一部受け入れるなど、感染症対応の経験やノウハウを持つ。
現在、県は感染症の発生初期には指定医療機関11病院66床で患者を受け入れる体制をとっている。同日に記者会見した愛知県の大村秀章知事は「県民の皆様の生命と健康を守るため、万全な体制を構築していく」と話した。
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