アイリスオーヤマは29日、警備ロボットメーカーのSEQSENSE(シークセンス、東京・中央)の株式の過半数を同日付で取得したと発表した。取得額は非公表。アイリスのロボット事業は業務用清掃ロボットが主力で、警備ロボットメーカーを傘下に加えて事業を拡大する。

シークセンスは2016年の創業で、開発した自律移動型の警備ロボット「SQ-2」は官公庁や公共施設、企業などに広く導入されている。
アイリスはまずSQ-2を自社の販売網を通じて全国展開する。清掃ロボットで培った調達力や量産力を生かし、SQ-2のリニューアルにも取り組む。アイリスは中国・大連工場でロボットを生産しており、今後は警備ロボットも同工場での生産を検討する。
アイリスは20年にロボット事業に参入した。当初は中国製を輸入していたが、24年にハードを内製した清掃ロボットの販売を始めた。26年にソフトも内製化した製品の販売を予定している。
同社によると、国内の警備業界の市場規模は約3兆5000億円。慢性的な人手不足や高齢化などが課題となっており、代替するロボットのニーズが高まると予想する。業務用ロボット事業で清掃に続き警備分野にも参入することで、相乗効果で製品の性能向上などにつなげるほか、顧客への提案力を高める。
アイリスは清掃用ロボット関連事業で27年に売上高1000億円との目標を掲げる。警備ロボットの売り上げ目標は現時点で非公表としている。
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