信州大学発ベンチャーのAKEBONO(長野市)は28日、長野地裁に自己破産を申請した。同社はイネ科の植物ソルガムを原料にした食品の製造販売を手掛けていたが、販売不振に加え積極出店による設備投資負担などで資金繰りが逼迫し事業の継続が困難となった。帝国データバンクによると負債総額は約8500万円。
同社は1960年設立のあけぼの印刷が前身で、現代表が2019年に設立したAKEBONOの事業拡大のため、25年にAKEBONOを吸収合併し商号を変更した。旧AKEBONOは20年に、商品開発で連携していた信州大学から信大発ベンチャーに認定され、栄養価が高くアレルギー原因物質を含まないソルガムを用いたパンなどを製造販売していた。23年12月期の売上高は約7300万円。
イオンモール須坂(長野県須坂市)などにグルテンフリー食品の専門店を2店出店していたが、2店舗は23日付で営業を停止している。ソルガムは耕作放棄地の再生に有用だとして県内各地で栽培されている。ただ直近では天候不順による不作で原料調達が難しくなっていたという。
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