工場棟を新設した菊川南工場=スター精密提供

スター精密は5日、静岡県菊川市にある工場の敷地内で新工場棟を稼働させたと発表した。主力のスイス型自動旋盤の部品で、棒状の金属材料を回転させる軸「スピンドル」を増産する。拡大する工作機械の需要に対応する。

同日、現地で竣工式を開いた。佐藤衛社長は「スイス型自動旋盤は新たな用途に使われるなど需要は急増している。対応できる体制を整えられ、グループ全体の躍進の要になる」と話した。

工場棟は地上3階建てで、延べ床面積は約1万3700平方メートル。投資額は約100億円で、総合建設会社の木内建設(静岡市)が設計、施工した。2025年12月に稼働した。

菊川南工場ではAMRを導入した(5日、菊川市)

自律走行搬送ロボット(AMR)を導入し、従来は人手に頼っていた製造工程間の製品の移動を自動化。2つの装置で行っていたスピンドルの加工や削る作業を1つに集約・省人化した。

新工場棟を合わせた工作機械の年間生産台数は7000〜8000台で、従来より3割増える。需要に応じて将来、生産設備を増強し1万台に引き上げられるという。

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