
キヤノンは6日、複合機の保守作業を効率化する人工知能(AI)システムを開発したと発表した。キヤノンや代理店のエンジニアなどが利用する。不具合の問い合わせに対して、最適な解決方法をAIに相談できる。質の高い保守サービスの提供につなげる。
グループのコールセンターや保守エンジニアが利用する。顧客からの「画像がおかしい」などの問い合わせに対して、解決策の候補をチャット形式でAIが提案する。過去におきた問題の解決事例集など12万件以上を、AIに学習させた。
すでに欧州・アジア・オセアニアの一部地域で利用を始めており、2026年中に日本と米国で導入する。
キヤノンはAIの導入により、サービスエンジニアが現地オフィスを訪れて保守作業を行う件数をグローバルで年間5%減らせると試算する。複合機本体の性能向上もあわせ、28年には削減率を20%に高めていく。
代理店のエンジニアは高齢化していることも多い。AIを活用することで、熟練者でなくても質の高い保守サービスが提供できるようになると見込む。
キヤノンは1月に公表した30年12月期までの5カ年の中期経営計画での取り組みとして販売改革を掲げた。ペーパーレス化で市場が縮小するなか、AIなどのデジタル技術を活用して採算性を高める戦略だ。
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