日本ケミコンが9日発表した2025年4〜12月期の連結純利益は前年同期の95倍にあたる12億円だった。生成AI(人工知能)の拡大でデータセンターのサーバーに使うコンデンサーの需要が伸びた。前年同期に計上した特別損失がなくなったことも利益を押し上げた。

売上高は10%増の1001億円だった。コンデンサーは、電子回路上で電圧を制御する役割を担う電子部品だ。産業機器や電気自動車(EV)に使う部品は市場の低迷から出荷が伸び悩んだが、AIサーバー向けが補った。営業利益は16%減の19億円だった。原材料として使うアルミニウムの価格高騰や製品の値下げが影響した。

26年3月期の連結業績見通しは据え置いた。純利益は前期比41倍の15億円で、売上高は12%増の1370億円を見込む。コンデンサーの価格カルテルを巡る訴訟に関連して、前期に特別損失を計上していたため、反動で大幅な増益となる。

BUSINESS DAILY by NIKKEI

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