
横浜市は9日、三菱ガス化学や商船三井など4社と共同でメタノール船の燃料供給(バンカリング)を横浜港の沖合で実施したと発表した。メタノールは脱炭素に向けた次世代代替燃料と期待されている。市は環境配慮型船舶に入港料などを優遇する制度を設けており、新制度の適用第1号になる。
接岸せず洋上で船から船へメタノール燃料を供給するのは国内で初めてという。三菱ガス化学が用船し商船三井が運航する「第七甲山丸」に、国華産業(東京・港)の内航ケミカルタンカー船「英華丸」が燃料を届けた。燃料には国産のバイオメタノールも含まれる。
横浜市は脱炭素社会に向け、温暖化ガスの排出量を実質ゼロにする「カーボンニュートラルポート」に取り組んでいる。1月にはメタノール燃料船とバイオ燃料使用船の入港料を減免する制度を始めた。
メタノールは燃料に使った際、二酸化炭素や粒子状物質(PM)の発生量が少ないとされるクリーンエネルギーのひとつ。既存のインフラでも取り扱いしやすいため次世代の有望な代替燃料と期待されている。横浜市は他の港に先がけ導入環境を整え、普及を促進する。
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